銀行との付き合い方
初物件は融資をひいて購入をしました。その額わずか250万円。
融資額は少ないですが、今後の付き合いもあるため負けられない駆け引きがスタートしました。
1.融資はどこの金融機関がいいの?
金融機関といっても、メガバンク(三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、三井住友銀行)、地方の銀行(京都銀行、滋賀銀行)、信用金庫(京都中央信用金庫、京都信用金庫)、政府系金融機関(日本政策金融公庫)と様々です。
私のような弱小不動産投資家は、そもそもメガバンクはお呼び出ない状態ですので相手にして貰えません。
人と人とのお付き合いがあって、その先に融資というイベントを迎えるわけですから第一印象が凄く大事です。 僕は、有村架純ちゃんが好きで架純ちゃんなら間違いないという思い銀行よりも信用金庫の方が、親身になって相談して貰えるという今までの経験から住宅ローンを借りている京都中央信用金庫を第一に選びました。
2.ひとつだけの金融機関に頼ってはいけない
ここで、失敗したことがありまして信用金庫にしたいという思いをもっていても他の金融機関に融資の審査を受けておくべきでした。
融資の申し込みをしてから、承認までの期間が長い。遅い。遅すぎる。
京都中央信用金庫は事前審査が非常に長いです。審査の速さで言えば、京都銀行の方が圧倒的に早いです。
いつまで経っても承認の返事が来ない。『250万円ポッチリのお金で何を出し渋ってんのじゃ!!』と心の声は激おこなのです。
そして、途中報告で出た内容が
僕が思っていたよりも非常に条件の悪い借入でした。金額は250万円ですので、金利は正直たいしたことありません。別に現金で買うこともできる物件ですので、良かったのですが、相手の言いなりの金利で借りるほどおバカちゃんではありません。
3.金利の交渉
僕の事業計画書では、金利を1.3%の10年固定で計算をしておりました。その計画書を持って、おおよそ金利を伺っていたら1.5%ぐらいじゃないでしょうか?と担当者は答えてました。そこを引き合いに出しつつも、様子を伺うように話をしました。
僕「えっ、聞こえなかった。もっかい聞かせて頂けますか?」
信金「いや、金利が1.9%、10年固定、担保有の条件となりそうなんです」
僕 「・・・・・・・・・僕は、融資を申し込む際に『他行さんには申込を持っていかないですよ。僕のメインバンクは貴行ですから、浮気をしたくありませんし頼みますよ。一発勝負で行きましょうや』って言ったじゃないですか。覚えてますよね?浮気をしたくなく、貴行を信用して結果を期待してそのようにしたのですが、それでこの回答ですか?ビビりますわ。ビビって言葉も出ないですわ。このままでは、他行さんに声を掛けざるを得ませんわ。それだけは避けたい。でも、避けられないような状況化であることは、あなたも分かりますよね?」
信金「いやー・・・私も掛けあっているのですが・・・」
僕 「とにかく、貴行を信頼しているので頼みますよ」
ここでポイントは「絶対に怒らない」こと。そして、あらかじて前ふりとして「僕は駆け引きが嫌いなので、男気一発勝負で金利勝負をして下さいね」と釘を刺しておくこと。
熱くなれば負けです。大黒摩季さんは熱くなれと言ってましたが、こうゆうときは「ららら」です。穏やかに行きましょう。
そして、しばらくしてから再度電話。
僕 「本当はしたくなかったけど、貴行の融資条件を聞いて日本政策金融公庫に同条件でいくらの融資をするかと聞いたら、10年、1.8%、担保なしでしたよ」
信金「いやー、日本政策金融公庫は融資条件が良くて我々も勝負したらお手上げなんです」
僕 「先ほども言いましたけど、僕は浮気をしないタイプです。もし、仮にこの案件が日本政策金融公庫に流れた場合は、今後僕の恋人は日本政策金融公庫ですよ。離れませんよ。でも、僕は貴行と一緒に頑張りたいのでお願いしますね」
信金「いやー、ご迷惑をおかけしています。頑張りますので・・・」
僕 「いやいや、謝らなくてもいいですよ。期待して待っていますので。宜しくお願いしますね」
信金「・・・・・・・」
というやりとりがあり、後日の回答がこちら。
僕 「ありがとうございます。それでは、貴行と話を進めますのでお願いします」
こうして、無事に1戸目の物件の融資条件がまとまりました。
4.まとめ
僕の性格から複数の相見積を取って、価格を競争させて相手の手の内を見せて価格を下げさせるという行為は実は好きではありません。でも、豊になるためにする不動産投資で損をすることだけは絶対に許せないのです。
・融資の申請は、複数の金融機関に打診すること
・金利交渉は必ず行うこと。他行の金利が分からずとも、はったりをかまそう
・相手も人ですから、あなたの頑張りたいというメッセージを伝えましょう。そして、向かい合いながら話をするのではなく、横並びで歩むパートナーとして同じ方向に向かって話しをすること
おわり。